一月十五日・小正月には、小豆粥を食べて一年の息災を祈る風習があったそうです。女正月とも言われ、行事や来客で忙しかった女性たちが、やっと一息ついて主役となってお休みする日でもあります。
古代中国から始まり、近世日本ではかなり盛大に祝われていたそうですが、現代では影も形もない行事ですね(涙)。今で言えば、バレンタインデー並みだったのかな?当時としては、「甘いもの」「美味しいもの」の日だったんじゃないかと想像。
大鍋2つ分用意された小豆粥は、ほんのり甘く、噛みしめるほどに滋味が漂い、いくらでも食べられそうです!でも、後でお酒も出るから、我慢我慢(笑)
今回はスペシャル企画として、地震研究家の末芳樹(すえ・よしき)先生をお招きして、「月と地震」をテーマにミニレクチャーがありました。
月の引力が潮の満ち引きを引き起こす「潮汐」は誰でも知っていますが、実は「大地」にも「地球潮汐」が起こっていることは、考えればすぐ分かることだけれどもイメージしていませんでした。意外なほど大きな、月の引力が大地に与える影響。引き金=トリガーとして働くため、月の満ち欠けと相関関係が見えてくるとか。
311の一カ月後、411にも大きめの余震が起こりましたが、私は「偶然だろう」「皆数字に踊らされすぎ」と思っていましたが、同じ月の配置の前後は起こりやすい、というメカニズムからだったんですね(><;
断層ごとに向きがあるため、月齢いつ、といのは、断層ごとに調べなくてはならないそうです。それでも、自分の住んでいる地域の断層については分かるので、防災の参考になりそうですね。
地震雲をはじめ、宏観現象についての意見もお聞きしました。あの大地震以来、地震学者たちはずいぶん「反省して」いるんだそうです。柔軟になり、積極的に証拠を探すようなスタンスになってるみたいです。
地震雲については、個人的見解と断りながら「あると思います」と仰ってました。一番ありそうなのは、「波状雲」。それから「縦状雲」もそうだと仰ってました。
そして、アフターは楽しく懇親会♪
私は知らなかったのですが、なんと毎度ベジタリアン(菜食主義)な手料理が並ぶのだとか!素材はこだわった国産。メンバーからの差し入れもいろいろ。自家製のお漬物がこんなに~(感涙)。ベジタリアン魂炸裂です。どれもこれも美味しく、身体に沁み渡るよう。
「月と季節の暦」にこだわる人、関心のある人と言うのは、単に旧暦に興味があるわけじゃないんですね。旧暦に象徴される、自然と共にある文化、というものにものすごく親和性が高い。ということが分かりました。
参加者は20数名かな?和気あいあいとして、お話も弾みます。
志賀さんがちょっと仕切って、簡単な自己紹介コーナーなども設けてくださって、自然食カフェをなさってる方や、ダウジング(フーチ、ペンジュラム、振り子)に親しんでる方など、趣味嗜好が一致している方ともお話が弾みました。
これは<月の会>という恒例の会なのだそうです。年会費はたったの1,000円(驚)。会報実費だそうです。
ガラス張りの大きな窓からは隅田川が直下に見下ろせる、贅沢なロケーション。そう、ここから上る満月が見えるんですね!今回はあいにくの雨もよいでしたが、今度はぜひ、月の出を楽しみたいと思います。
皆さまも、「月と季節の暦」の世界、いかがですか?
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