御岳山は、新宿からJRで2時間余り、そこからバスで10分、さらにケーブルカーで上ると辿り着ける、アクセスも良く、手軽な日帰りも可能なハイキングコース。標高929mの御岳山は、手入れの行き届いた杉林や高山植物が美しい。下界より明らかに気温が低く、夏は爽やかです。
山頂の武蔵御嶽神社は古くから山岳信仰を集めた由緒ある神社で、山駆や滝行といった修行体験ができるほか、数多くの宿坊に宿泊して古代の息吹を体感することができます。
宿坊「静山荘」は、TVや雑誌の特集には必ず登場する、滝行体験ができる有名な宿で、個人の宿泊以外にも企業の研修やグループでの合宿も受け入れています。
宿主の神主さんは、神社やお祓いの仕事が入らない限り、1年365日ほぼ毎日滝に入る、この道ン十年の経験と、滝行で培われた飾らず欲のないお人柄が魅力的な方。責任持って引率してくださるので、ここでの滝行を中心に、PADOMA独自のスピリチュアル企画を催行いたしました。
えー、いきなり食べ物の話題ですみません(笑)。
お昼前に集合して、ケーブルカー滝の下駅の立ち食い蕎麦やさんで、舞茸天ぷらそばを頂きます。山頂にもお蕎麦を中心に食事できる所はたくさんあるのですが、ここはとってもおすすめ。立ち食いスタンドなので、麺とつゆはそれなり(でもまあまあです)ですが、注文を受けてから目の前で揚げる天ぷらがすごい。普通サイズの天ぷらが3つも入っています。揚げたては最高です。薬味もセルフで入れ放題です。
素うどん・蕎麦400円、野菜・舞茸天ぷら200円。おろしもあります。基本スタンドですが、少しだけ椅子席もあります。
「静山荘」に荷物を置いて、まずは武蔵御嶽神社へ参拝ツアーです。
今回の合宿の目的の一つとして、「自然や神の波動=エネルギーを感じてみる」というのがありましたので、神社へ向かう道すがら、木々や草花、大地や森の息吹を感じてみる。神社へ着いて、鳥居をくぐる所から、本殿前へ出る、奥宮へ足を踏み入れる、といった段階で、どのようにエネルギーが違うか、自覚的に感じてみていただく。
御岳山は、山全体が聖域で、どこもかしこも素晴らしい波動に満ちていますが、やはり神社境内は一段とすごく、また植物のパワーも半端でない。波動マニア(笑)の方も、波動初心者の方も、感じる体験をされるには絶好の素晴らしい場所です。
卑弥呼時代からあったと思われる神事、太占(ふとまに)の儀式を行うスペースは、一般人立ち入り禁止のパワースポットです。遠目に見ても何かありそうですね(-_☆
奥宮の裏のスペースが一段とパワースポットだと思われたので、(人通りも少ないし!)ここで「天の気と地の気を感じる」気功をしました。
宿に戻ってしばし休憩。急坂の連続、石段続きで、体力的にはすでにけっこうへとへとです(^^;
15時から、宿の大広間で、まずは神主さん指導で、20分ほどみっちりと、呼吸法指導と瞑想タイムがあります。滝に入る際は、丹田(たんでん=下腹のツボ)を意識することが非常に大事なのです。
神主さんのお話によると、滝に打たれることによって、「欲」とか「見栄」といった要らないものがどんどん落ちていくのだそうです。そして、最後に残ったものが「ほんとうに大切なもの」なのだそうです。
それから、滝まで歩きます。急坂をどんどん上るので、体力的にはけっこうハード。山道は整備されて比較的平坦ですが、最後の方はちょっと渓流っぽくなります。
道道の自然も言うまでもなく素晴らしい。私は「精霊を感じる」と呼んでいますが、ご参加の皆さんも感じていただけたかな?
山の中で、男女別に着替えます。女性は専用のテントが用意してあるので、中で着替えます。男子は野天でマッパ?(笑)
鳥居の向こうが神域で、白装束白鉢巻きで入ります。神主さん指導の下、祝詞、所作などを行います。身を守る結界を張り、魔を払う作法も行います。
それから、一人ずつ祝詞を唱えながら滝に入ります。男子は白衣を脱いで褌一丁です。神主さんが正面で祝詞を唱えながらサポートをしてくれます。
一人十秒ほどずつ、交代で3回入ります。十秒とは短く聞こえるかもしれませんが、入るとものすごいので、初心者はそれでもほぼ限界です。
今回は、台風直後なので水量は相当多かったです。水量少ないとツマラナイので、今回は「当たり」ですね?!
滝の外でびしょ濡れで順番待っている時間が実は一番寒い(^^; 滝の中は夢中なのでむしろ寒いという感覚ではないです。
終わった後は言いようもないほどすっきりし、ただ「水で洗った」以上のさっぱり感が。女性陣は「肌がつるつるになった?!」と大騒ぎです。
そして、体はほかほかになります。指先まで血が巡り、じんじんすることも。全身が活性化し、免疫力が上がった感覚になります。
1時間ほどで全て終了し、また山道を帰ります。(クリスタルボウル・お宿編へ続く)
コメントをお書きください